スイングトレード(売買益)を主に狙ってきた私・クルエイチの経験から、初心者は売買益狙いと配当金狙いのどちらが良いか、私見を書き残しておきます。
そもそも売買益と配当金とは?
売買益とは、キャピタルゲインとも言い、購入した株式を購入時より高い株価で売ることで得られる売買差益のことです。
配当(配当金)は、インカムゲインとも言い、株式を保有している間継続的に得られる収益のことです。
一般的な解釈
一般的には、下表のメリット・デメリットから初心者には配当金狙いの方が良いと言われています。
狙い | メリット | デメリット |
---|---|---|
売買益 | ・うまくいけば大きな利益が出る | ・銘柄選びが難しい ・継続的に利益を出しにくい |
配当金 | ・保有中は継続的に利益が出る ・銘柄によっては株主優待も得られる | ・1回の利益が小さい ・配当金が減額される可能性がある ・株主優待が廃止になる可能性がある |
私の私見
しかし、私・クルエイチが体験したうえでの私見では、売買益狙いの方が良いと思います。
理由は、下表に赤字で記載しました。
狙い | メリット | デメリット |
---|---|---|
売買益 | ・うまくいけば大きな利益が出る ・心の安定感を保ちやすい ・損切しやすい | ・銘柄選びが難しい ・継続的に利益を出しにくい |
配当金 | ・保有中は継続的に利益が出る ・銘柄によっては株主優待も得られる | ・1回の利益が小さい ・配当金が減額される可能性がある ・株主優待が廃止になる可能性がある ・含み損中の心の持ちが難しい |
株式投資を実際にやってみて思ったのですが、含み益が出ている際の心持ちが非常に難しいと感じました。
この記事執筆時点では、私は配当金狙いの株(NTT)を3,000株以上を持っていますが、わずかに 含み損 の状態が長く続いています。
配当金狙いの場合は長期保有前提なので、本来少額の含み損は気にするべきではないのですが、やはり「現在負債を抱えています」という表示が出るのは気分が良いものではありません。
このまま株価が下がり続けたら…ということも考えてしまいます。
含み損があっても、株主優待や配当金をモチベーションにできるかが鍵!
また、NTTに関しては一旦損切したのち低額で買い直したいのですが、株主優待で長期保有特典もあるので簡単に売れないという事情もあります。
一方で、売買益狙いの場合は、最初から多少損が出ることは覚悟のうえです。
さらに、元から短期トレード狙いのため、損切をしやすい傾向があります。
もちろん売買益狙いの場合、初心者は運よく儲けることはできても、長期的に見れば利益を出しにくいトレード方法だと思います。
しかし、含み損を気にして日中もソワソワして仕事が手につかないなんてことになり、本業にダメージが出る事態になってしまったら意味がありません。(一時期の私です・・・)
まとめ
含み損を気にしないメンタルがある方は、絶対に配当金狙いから株取引を始める方が良いです。株取引の中では比較的安定した利益が出ます。ただし、配当金狙いばかりでは経済や株が不勉強のままで、日本経済全体が停滞・下落すると対処法が分からなくなる可能性があります。
含み損が気になる方は、最初から損失覚悟で売買益狙いの株取引から始める方が良いです。含み損が気になる = 少し損になった時点ですぐ売れるので、結果損失が少なく済みます。
利益を出すのが難しいですが、心の安定を保ちやすいので次の銘柄を探したり勉強する余裕も出せると思います。
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